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5/24付「障害者共生のきっかけに」
こんにちは。中日新聞豊橋西部専売店 鳥居新聞店です。
昨日の23日といい本日24日といい、まるで夏のような暑さに見舞われていますが、皆さん衣替えは済んでいますか?
朝晩や雨天の肌寒さに、私は衣替えのタイミングを逸したままずるずると過ごし、やっと先週半袖を引っ張り出した所でした。いやはや、まさか突然気温が30度近くになるとは驚きました。名古屋では32.7度、岐阜では33度を超えたとの事で、急激な気温変化に対応できず、昨日は全国多数の熱中症患者が搬送されたそうです。屋外屋内問わず、水分を十分とって熱中症予防の対策をしましょう。
さて、本日ご紹介の記事は 5/23付け『総合』の2面に掲載の「障害者共生のきっかけに」です。
衆院の厚生労働委員会に招かれながら、障害を理由に出席を拒まれたALS(筋萎縮性側索硬化症)患者の岡部さんが、今回参院の厚生労働委員の参考人質疑に出席しました。その様子はテレビでも放送されたので、動画として目にする機会を持てた方々もお見えだと思います。
衆院では質疑応答に支障があるとして出席を拒まれたようですが、皆さんは今回行われた参院での厚生労働委員会での質疑についてどう感じられたでしょうか。
「ALS:筋萎縮性側索硬化症」とは 、脳や末梢神経からの命令を筋肉に伝える運動ニューロン(運動神経細胞)が侵される病気で、難病指定されています。運動系(神経)が変性し、筋肉を動かすことが出来なくなる症状が進行すれば、全身の筋肉がやせ衰えて嚥下困難・呼吸困難など、生命の維持活動に大きく支障がでるようになります。
こうした難病を患いながら、岡部氏は訪問介護事業を興し、自らの身の回りのサポートスタッフは自社雇用しておられます。ニュース映像では、特殊な『通訳』である二人の女性補助役を解し、驚くほどスムーズに質疑応答を行っていました。これは、事前に提出された質問文以外に、あえて委員会側から出された質問でも同じで、総合して予定時間をたった数分間オーバーするに留まりました。
今回の参院での質疑をみて、衆院の厚生労働委員会はどう思ったのでしょうか。自分達から招いておいて、やるまえからやはりダメだと質疑を断るような無礼があっていいものでしょうか。始めに衆院でのこの事実を知った時、私個人としてはなんて非礼だろうかと腹が立ちました。それでも、岡部氏は参院での質疑応答に冷静で穏やかに対応し、その聡明さを見せ付けました。
新聞記事にも使われている写真の一場面。ニュース映像で見た私はじっと画面を見入ってしまいました。会場には多くの人がいたにもかかわらず、岡部氏の質疑応答の間のその静けさは、胸を打つような場面でした。誰もが岡部氏の口元とその表情に注目し、静かに繰り返される通訳の小さなささやきが会場に聞えるほど、誰もが静粛にその重い言葉を待っていました。
最後に『(自らの参考人招致)が障害がある人もそうでない人も、ともに暮らせる一つのきっかけになれば』と話した岡部氏の言葉が、衆院の厚生労働委員会メンバーにどう聞え、どう感じたのか聞いてみたい所です。
また、個人的に気になったのは、今回岡部氏の通訳を行ったヘルパーのお二人は、岡部氏の会社で雇用されている方のようですが、この通訳は大変な特殊技能のように思われました。どういった手法なのか。どうしたらこういった技能が身に付くのかなど、折角岡部氏が身をもって見せてくれた『コミュニケーション方』についても知りたいと思いました。(※ALS患者数は8000人以上)
今日の紙面では、自治体別人口増減についての記事も掲載されています(総合3面)。人口の減少と高齢化は避けて通れない現実で、高齢化が進めば介護や医療費の増加が大きく国費を圧迫します。日本に住む私達が、出来るだけ多く平等に幸せに生きる為に必要な問題は山積し、後回しに出来ない緊急課題となっています。ALSの発症年齢も50代~70代。ここ30年で5倍の増加が確認されています。今、自分が若くて健康だからと安心していられません。
以前からある沖縄の基地問題も、米軍軍属の犯罪から改めて熱を孕み、明日から始まる伊勢志摩サミット、オバマ氏の広島訪問でその発言が注目され、日米の今後についても、様々な問題が大きく取り上げられています。
日本は小さな国ですから、人口が減少すれば自国の問題を国内で処理できなくなってしまうかもしれません。私も不勉強ですが、危機感が増したように感じます。
『5/24付 総合2面』より
伊勢志摩サミットはG7ですから、議題もこんな感じなんでしょうが。日本国民としては、やはりオバマ氏の広島訪問と沖縄の事件についての、真摯な対応に期待したいと思います。
熊本地震本震から1ヵ月です
こんにちは。中日新聞豊橋西部専売店 鳥居新聞店です。
薫風香る新緑の季節になり、晴れた日に外を歩くと汗ばむ陽気が続く反面、まだ朝晩はやや肌寒い日もあって服装に気を使いますね。油断して体を冷やさないように気をつけてください。今時分から気温が上がるまでの間に、一日10分程度の運動をしておくと、夏場に体温調整がスムーズに出来るようになり、夏バテになりにくいんだそうですよ。日頃の運動が大切なようです。
さて、本日5月16日は先月の『熊本地震』本震から1ヵ月です。行方不明者の残る中、被災地では二次災害の危険性から捜索が一時的にストップしている状態とのこと。一般人の立ち入りが制限される中で、ご家族の心痛は計り知れません。多発する余震の中、避難生活を支え、捜索活動に参加した救助隊員らの記事が、本日付中日新聞朝刊に掲載されています。
やや余震の規模が小さくなってきているのか、毎日のように知らされた地震速報の数も減ってきているように感じます。しかし、被災地では未だ落着いた生活など程遠い避難生活が続いています。学校が再開されたり、ライフラインの復旧が進む中でも、不自由な状態に耐えている被災者は2万人とも言われています。間もなく梅雨が訪れる被災地では、早急な対策が求められています。
被災地以外で、危機感が薄れていくことは否めませんが、いずれ訪れるであろう地震災害への備えは忘れてはいけません。もう一度、我が身に置き換えて自宅やその周辺の危険箇所。家族の連絡手段や避難場所などについて、話し合ってみては如何でしょう。
5月8日:助けの手について
こんにちは。中日新聞専売店豊橋西部 鳥居新聞店です。
今日は5月8日『母の日』ですね。私は連休前半に、少し早めでしたがカーネーションを贈りました。皆さんは忘れずに感謝の気持ちをお伝えしましたか?
比較的、天候に恵まれた今年のゴールデンウイーク。お出かけ疲れで週末はおうちで過ごしてます。という方も多いことでしょう。そんな時こそゆっくり新聞でも捲っていただけたら幸いです。
『県内版』紙面の柱(紙面の端に縦に区切られた部分)記事に、『おたまじゃくし』というコーナーがあるのをご存知の方も多いと思います。小さなお子さんと大人との和やかで心温まる会話が紹介されているのですが、私も子供の頃から、サンデー版の「焼け跡の元気くん」と「まちがいさがし」はかかさず兄弟で取り合い、この「おたまじゃくし」のコーナーも楽しみにしてみていました。今日のコーナーではこんな投稿が紹介されています。
最近になって、トイレで用が足せるようになった3歳のお子さん。
子『お母さんはトイレでおしっこできる?』
母『できるよ』
子『大きくなったね~』
この投稿のタイトルは≪なんと答えていいやら≫でした(笑)
きっと口調を真似ていらっしゃるんでしょう。お子さんの大人びた口調が聞えてくるような。すました顔まで浮かんできそうな、ほのぼのとしたお話です。そして、出来なかったことが出来るようになるお子さんと、いずれ老いれば出来ていたことが出来なくなっていく大人。という目線で見ると、またちょっと深い会話にも聞えてきますね。
今はまだ手助けのいるお子さんも、すぐに何でも自分で出来るようになり、あっという間に反抗期?子供が成長する間に、どの家庭でも交わされる温かなやりとりが毎日掲載されています。母の日に是非お子さんと親御さんで読んで頂きたい小さなコーナーです。
そして『助けの手』についてもう少し。今度は大きな記事のご紹介です。
『熊本地震:被災者義援金の受け取り尻込み』 5月8日中日新聞朝刊
熊本地震の被災地では、余震がまだ続く中復興に向けての手続きや補助の申請などが始まっています。多くの義援金が届き、まず直ぐにでも日常な支援金を各被災者の状況に応じて分配されることになったのですが、被災者の中には生活保護を受けていた人もおり、義援金を受け取ることで『収入』を得たとして、基本の生活保護費を減額もしくは停止されてしまうという事態が懸念されているそう。
記事の中では、全壊などで最高20万の義援金が一時分配されるそうですが、ある女性に照らし合わせると、それに生活保護費を含めて月額41万を超えると生活保護費は廃止されてしまうのだそうです。しかし、この非常事態にあって日用品・家財道具・そして家を失った生活保護受給者にとって、41万という金額が果たして多いといえるのか。しかも、義援金の受け取りは金額の調整が効かず『受け取る・受け取らない』の二者択一となり、その選択は生活保護を受ける被災者にとって精神的に追い詰める要因になろうとしています。厳格な制度運用は、緊急事態において、煩雑な手続きを被災者に強い、複雑な事務処理を役所に負わせるだけではないでしょうか。平等性や正確性といった問題はあるものの、正しく等しく被災者を助ける手段としては柔軟な対応が求められていると、記事では訴えています。集まった善意を無駄にしてしまわないように対応して頂きたいですね。
そして、東三河版で扱われていた、もう一つの『震災支援』の話題がこちら。
『福島の子供保養 岐路』 5月8日中日新聞朝刊
東日本大震災から5年。今も避難生活を余儀なくされ、原発事故のため被爆におびえながら生まれ育った場所に帰ることが出来ないでいる方々も大勢みえます。また、年数が経過して線量が低下し故郷へ戻ることが出来る人達の中にも、子供をつれて戻ることに大きな不安を抱き苦しんでいる人達が多くみえます。
そんな福島の子供たちを、新城市の廃校になった小学校を利用した保養施設に招待し、『被爆やその不安から解放し少しでも自由に過ごしてもらう事で、心身ともに負担を軽減させ規則正しい生活で免疫力を高める』という趣旨で、2012年から継続支援されているのが、保養ボランティア『おいでん!福島っ子』。
独り5千円の参加費を集めるものの、受け入れ側は交通費・食費・宿泊費・保険料・医薬品代・印刷代等の費用およそ150万円を負担し、これまで継続してきています。しかし、原資となる基金からの助成金が受給上限に達し、今後は寄付に頼るほか無い状況。また5年という経過年月からくる、『区切り』という空気と関心の風化による寄付の減少が大きな壁。
被災地では、原発事故後の除染活動などが進み、住宅の無償提供の期限も迫る中、放射線を気にしながら自宅へ戻らざるを得ない状況がでてきました。そのため、これまでの保養希望者とは別に、地元でのストレスの緩和に子供を保養に出したいと考える、新たな需要が生まれる可能性が考えられ、一般のボランティアや各地の有志による『保養』の活動が、今後どう継続させていけるのか。大きな課題にぶつかっています。
記事の中では、避難者に地元に戻って復興のために他県から人を呼んで(誘致して)欲しいと考える福島の自治体の思いも記されており、放射線についての認識の違い、立場の違いなど複雑な状況がみえてきます。
熊本のボランティアも、ゴールデンウイーク後半から人手不足だそうです。前半に受け入れ側と参加側のミスマッチが大きく、人手が余りせっかくの善意が空振りに終わることが多かったせいか、やや残念な状況が多く見られました。継続的な支援が必要な中、需要と供給のバランスは常に安定しないのが『助けの手』です。
いつか自分も誰かに助けてもらう時が来るはず。手を差し伸べる側、借りる側。どちらの立場にも気持ちが寄り添えるように、常日頃から関心を失わないようにしたいですね。
5月3日:今日は憲法記念日。
こんにちは。中日新聞豊橋西部専売店 鳥居新聞店です。
連休も折り返し地点となり、今日から後半ですね。お天気に恵まれた前半とやや心配な後半。皆さんはどちらでお出かけされているのでしょうか。もしくは家でゆっくりされているという方もお見えでしょうね。ご家庭それぞれの寛ぎ方で、家族の時間を有意義に過ごされている事と思います。
は!はたまた、『連休なんて関係ないわー!』と、お仕事なさっていらっしゃる皆様には、心からご苦労様です!
さて、ゴールデンウイークと一括りにされるこの連休ですが、皆さんこの連休中にある『祝日』の名前くらいは、全部言えますよね?
4月29日から始まって『昭和の日』5月に入って『憲法記念日』『みどりの日』『こどもの日』です。やや無理やりくっつけて長い休みにしちゃおうって感じが見えますが、毎年この時期を楽しみにしている方達が多いのですから、いい事でしょうね。
それでは、本日5月3日『憲法記念日』の新聞記事のご紹介です。
中日新聞朝刊:2面『いま読む日本国憲法』 連載4回
現政権下にて、急速かつ強引に改憲の流れとなっている『憲法第9条』ですが、今日の朝刊では多数の関連記事が掲載されています(2.3.7.26.27.30面)。
施行されて69年を迎える歴史ある憲法が、『現状にそぐわない。時代遅れで国際社会において、日本が必要な役割を果たす為に積極的な国際貢献が可能な憲法改正が必要である。』というような現政権の意見によって、憲法改正の動きは強引に推し進められつつあります。与党多数の国会にあっても、この夏に国会発議に持ち込む為、参院選後の賛成派数の伸びに注目される。憲法学者の違憲判断や一般の反対デモなどで知られるように、改憲反対の声も大きくなり激しく議論されています。これまでも議論はありましたが、ここまでの盛り上がりは初めてではないでしょうか。それだけ、日本の立場や国際情勢が変わってきたということでしょう。
誰もが小中学生の頃に触れた事のある『憲法9条』のシンプルな平和への誓いを、いま読み返してみてどのように感じるでしょうか。
『国際紛争を解決する手段として、(国権の発動たる戦争と武力による威嚇または武力の行使は)永久に放棄する』
そして、そのための
『陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない』
潔く明確なこの一文(一項・二項)をもって、日本は戦争を放棄しているわけです。二度と過ちを犯さないと、憲法をもって国が国民に誓っているわけですね。なんだか胸を打ちませんか?
憲法は難しいと考える人は、私を含めてたくさんいることでしょうが、国の基盤である憲法に『全く興味なし!』では、知的日本人の矜持が廃ります。(←大げさ?)たとえば斜め読みでも、拾い読みでも一度触れてみては如何でしょう。
ここ数年話題のベストセラーに『日本国憲法』(小学館刊)があります。コンビニでも販売されている540円(写真は消費税増税前)の憲法本です。1982年に発行されて以来、92万部のロングセラーとなっている本ですが、改憲が話題になり再び脚光を浴びています。細かな注釈が無い代わりに、大きな活字と写真で構成され、全ての漢字にルビが打たれており、世代を問わず読める編集となっています。
憲法の拡大解釈や特別措置によって、『軽視』されているとされる『憲法』がどんなものか。その憲法が『軽視』されていいものなのかどうかを、実際に読んで考えてみるには手頃な本ですね。
※残念ながら『日本国憲法』小学館刊は、中日新聞専売店では販売しておりませんので、お近くのコンビニもしくは書店にてお問い合わせください。
続けて今日の『中日春秋』
こちらでも、憲法記念日にあわせて『たまどめ』(高橋留理子著)が紹介されています。
読んでいただければわかりますが、著者の母親もまた戦争未亡人。(※こちらも中日新聞専売店ではお取り扱いありません)
『たまどめ』には、愛する人を戦地に送る、切実な願いと祈りが込められている。針がうがつ穴より少しだけ大きな玉止めが、命の盾になってくれるなどという思いが、どれほどにその時代にあって切ない願いだったか思うだけで震えます。そして、平和を守って欲しいと願う声への『誓いの結実=大きなたまどめ』が『憲法9条』ではないかとあります。もし9条の改憲がなされた時。それが平和を留める『たまどめ』を更に大きくするものなのか、または脆く解いてしまうものなのか。
この連休中に平和に遊ぶ子供達が、数十年後、数年後か。戦地に赴かないとも言い切れない。それが必要なことなのか、そうでないのか。憲法について考えるのは難しくても、大切な人を想うことなら難しくはないですね。
軽度認知障害について
こんにちは。中日新聞豊橋西部専売店 鳥居新聞店です。
皆さん待望のゴールデンウイーク直前。お天気にはやや難有りの天気予報のようですが、楽しくお出かけできるといいですね。
さて、連休ということで家族でお出かけや、田舎の実家に遊びに行くという方も多いのではないでしょうか。今日は中日新聞の生活・健康欄の記事をご紹介します。
4月27日付け中日新聞朝刊『な~るほど介護』より
最近物忘れが多い。なんてことは、私(40代)でもよくあることですが、その『物忘れ』が誰にもよくある瞬間的なものなのか、注意が必要な『認知症』の予兆なのか。見分けることはとても難しいようです。この記事に紹介されているのは『軽度認知障害(MCI)』についてです。軽度認知障害とは、簡単に言うと健常の人と認知症の人の「中間の状態」で、記憶力が低下するなどしていても、生活に支障の出ていない状態の人のことを言います。ただし、認知症になる数年前にこのMCIと診断されたケースが多いそうです。
2025年には、今の1.5倍にあたる700万人が認知症になっているといわれている認知症。この軽度認知障害(MCI)を早期に発見、または予防することで、認知症を発症させない対策を取ることが可能なのだそうです。
軽度認知障害(MCI)は、日常生活に支障の出る前に現れる為、本人の自覚は勿論周囲の人にとっても容易には気付けません。記事ではその症状と予防対策について触れています。
≪主な自覚症状≫
・人や物の名前が出てこない・新しいことが記憶できない・物の置き忘れ・複雑な内容が理解できない・集中力が続かない・イライラしやすい
≪主に周囲が気付く症状≫
・同じことを何度も言う・性格が変わった・物事に興味を示さない・「アレ」「ソレ」といった代名詞が多くなる・その場を取り繕うような会話をする
あれ?こんなのうちも・・・。なんて思うことありませんか?
違和感を感じていても本人はなかなか認められず、また周囲も問いただすことは難しい。無理強いをすれば頑なになってしまうこともあるでしょう。そんな時のために、簡単なクイズやゲームの形式でさりげなく調べることが出来るそうです。内容はこんな感じ。
「昨日の夕ご飯は何を食べた?」
「1分間で動物の名前いくつ思いつく?」
家族と話をする中で出来そうですね。他に予防としては、「体操などの有酸素運動」「会話しながら歩く」「旅行や料理などで手順を考える」などの二つ以上の事を同時に行う作業や、「囲碁・将棋などのゲーム」「新聞・雑誌を読む」「日記や家計簿をつける」などの頭を使う作業を、日常的に継続することが大切なようです。
環境の変化や体調の変化など、些細なきっかけで発症する認知症。その初期段階である『軽度認知障害(MCI)』は、進行を抑制することが出来る病気です。自分自身のことだからと思い込まずに、周りの人の気遣いの言葉や自身のふとした違和感を無視しないで、早めの対策を採ることが大切なようです。
続いても本日 4月27日付中日新聞朝刊より『避難生活 弱者に重く』
避難生活の続く熊本地震の被災地では、避難所で暮らす高齢者へのケア不足が問題になっています。施設や自宅で暮らす認知症患者や介護を必要とする高齢者にとって、現状は大変厳しい状態となっている。避難所での集団生活がままならない認知症患者のケア、高齢者とその家族の状況を理解し手助けする場所も人も足りていない。介護施設によっては入居者全員が避難している場合もある。
誰しもやがて年を取り、人の手助けを必要とするときが来るのだからと思いながら、介護はいつまでもデリケートで難しい問題に変わりがありません。既に目前の超高齢化社会。そこに立ちはだかる大きな問題が、今回の熊本地震でも垣間見えています。もし自分達が被災したとして、介護を必要とする家族をどう支えるか、支えながら自分達がどう潰されずに生活していくのかは、目を背けてはいられない課題のようです。
交通網が大事
こんにちは。中日新聞豊橋西部専売店 鳥居新聞店です。
やっと日中の暖かさが定着してきて、出掛ける時の服装が身軽になってきましたね。私などは朝晩の寒さに、つい最近まで厚手の上着を使っていたので、そろそろクリーニングに出し忘れないようにしたいです。
さて、4月も下旬。つい最近桜を眺めて卒業式や入学式を眺めたと思っていたら、あっという間にゴールデンウイークです。今年は有給休暇を利用するなどすると、最大10連休になるそうですから久しぶりの大型連休です。とはいえ、最近の熊本地震などの影響ではしゃぐ気持ちも自粛気味でしょうか。ただ、あまりに自粛ムードばかりでは日本全体が暗くなってしまいます。寄り添う気持ちは大切ですが、できることをできる範囲で手助けし、後はそれぞれの生活を大切にすることも必要だと思います。
4月25日:本日付中日新聞朝刊より 『九州の交通網 月内ほぼ復旧』
いまだ余震の続く熊本県ですが、今回の地震で寸断されていた交通網の復旧に目処が立ったようです。
九州新幹線の脱線車両の撤去が完了し全線開通。豊肥線は被害の甚大だった(肥後大津-豊後竹田間)を除くその他区間の運行再開、高速道路も崩落や地すべりなどで被害の大きな一部通行止めを残し、通行可能な区間を一般車両も通行可能にした。
交通網の復旧によって、復旧活動は大きく前進するものと見られますが、同記事内にあるように『鹿児島震度4』と、九州全体で地震への警戒は継続されています。まだ予断を許しませんが、目に見える前進としては明るいニュースといっていいでしょう。
今、2012年に開通した九州新幹線のCM(当時のもの)が、改めて話題になっています。『九州がひとつにつながりました』というフレーズがこの時期に改めて九州の人たちの“心を一つに”しているようです。
4月25日付け 中日新聞朝刊より
熊本地震の記事と並べてしまうと、少し気が引けるのは確かですが、今日の中日新聞では5月の『おでかけガイド』が掲載されています。
連休だから特別なのではなく、紙面では毎月東海地方のお祭りやイベントなど、家族で楽しめるお出かけ情報が掲載されています。
掲載されている催しは、少し遠方物が多いので、GWのお出かけの参考にしてみては。
連休中もお仕事で。子供のイベントがあって。等々遠くまでは出掛けられないというご家族は、近場で楽しい場所や、連休中を避けてお近くのイベントに足を運んでみては如何でしょう。『おでかけガイド』以外にも、東三河版などに近隣のイベントが紹介されています。24日付の朝刊では渋滞予測情報も掲載されています。インターネットで調べられますが、全線が紹介されているので下調べ的にご利用頂くのが便利だと思います。
自粛より活動を。
こんにちは。中日新聞豊橋西部専売店 鳥居新聞店です。
お天気の変わりやすい春らしく、晴れては曇りそして雨。なんて日が繰り返していますね。暖かくなってきましたが、まだまだ昼夜の寒暖差には気をつけてご自愛ください。
さて、今日はまず明るい話題を東愛知新聞さんより。『見頃は来月20日前後 豊根・茶臼山高原の芝桜』
写真:4月23日付け東愛知新聞
村民総出で整備し、雪の無い季節の観光の目玉にと頑張っている『茶臼山高原芝桜まつり』が、5月6日から開催されます。豊橋からだと、車でおおよそ2時間半もあればいける距離とあって、年々訪れる観光客は増加傾向にあります。今年は新東名の開通に伴い来場者数の爆発的な伸びに期待しているそうです。イベント開催期間は5月6日から6月5日まで。期間中には星空観察会を催したり、芝桜のライトアップも行われます。ライトアップの期間は5月18日~29日の午後9時まで。昨年より1時間長くなり来場者の目を楽しませてくれるでしょう。
とはいえ、自然の中でゆったりした時間を・・・と思って出掛けたものの、実際には大混雑でゆっくりなんてできなかった!というお話も聞きます。出発と帰宅の時間には十分ゆとりを持って、焦ったりイライラしなくて済むようにしたいですね。また、途中の山道はどこも狭くて急カーブで結構な傾斜です。山道の運転に慣れていないドライバーさんには、くれぐれも気をつけて頂きドライブと鮮やかな芝桜を楽しんで欲しいですね。
続けても4月23日 本日付の東愛知新聞さんより
自粛ムードに賛否の声もありますが、悲しいことがあっても全体が沈んでしまっては、再生や復活の力は生まれません。私個人としては、イベントなど開催して人が集まる場所を大いに作り、そこで多くの人に募金を募ったり被災地の状況を知ってもらう機会を設けたりすることも支援だと思います。遠く離れた場所で何ができるのか、気持ちを伝える術に迷う人が多い中で、少しでもできることをしようという運動はいいことではないでしょうか。その時々で必要な支援には変化が生じますから、もし被災地支援をお考えの方は募金が一番わかりやすくて迷わないように思います。そんなわけで、紹介されていた義援金受付一覧を掲載させて頂きました。
掲載は地元の受付団体です。他にもたくさんの団体がありますので参考までに。
現在数多くの団体が募金を募り、受け付けています。あくまでも自主的な参加を呼びかけています。指定の口座はこうして公にされており、団体名も登録されています。25日以降は、大手銀行、ゆうちょ銀行では義援金の振り込み手数料を無料になるとの事です。ご負担の無いように、また間違いのないよう十分注意してご参加ください。
※電話などで親切心を逆手に取った『震災詐欺』『募金詐欺』などが横行する時期でもあります。見ず知らずの人間から『募金』や『名義貸し』の依頼電話は、絶対にかかってきません。それらは詐欺です。同情や親切心が踏みにじられることのないように、周囲に相談するなどしてくださいね。
どうせ自粛するなら、犯罪者が自粛してくれたらいいのに!それ以外は活発に動いたらいいですよね!
防災用品揃えていますか?
こんにちは。中日新聞豊橋西部専売店 鳥居新聞店です。
自然というのは、よくも悪くも私達人間の予想をはるかに超えた力を持っています。今回の熊本地震を受けて関心の高まっている防災のために、以前にもご紹介させて頂きました『中日新聞特選防災品カタログ』をご紹介します。
熊本の地震予測では、事前に公表されていた発生確率が低かったことで、備える人が少なかったとも一部で言われています。また、歴史ある街というのは、どこも『歴史ある建物』がありそれは『耐震基準に満たない建物』である場合も少なくないということです。
どの被災者も口々に「箪笥が倒れてきた」「食器棚から食器が全部飛び出した」「家の中はめちゃくちゃ」と体験を語ってみえました。飛んできた家具や、割れたガラスで怪我をした人も多くみられ、家具の転倒や破損が怪我や避難経路の妨げになるなど、地震発生時の大きな障害になったのは明らかなようです。
また、倒壊を免れた家屋から、余震のやまぬうちに必要なものを取り出そうとするのは大変危険です。必要なものを纏めて用意し、玄関や駐車場、車の中など分散させておくのも有効な対策になるとの事。一家に一つとなれば内容量も大変な量になり、持ち出すのも一苦労。小分けにしてそれぞれ「食料」「衣類」「日用品」など必要優先度に合わせて置き場所や、持ち出す家族を決めておくといいかもしれませんね。
ホームセンターなどでも、簡易的な非常持ち出し袋の取り扱いはあります。まずは自分と家族。そして家にとって何がどれだけ必要なのかを見直してみては如何でしょう。
地元の明るいニュースも扱ってます
こんにちは。中日新聞豊橋西部専売店 鳥居新聞店です。
このところ、震災関連のニュースや特別番組が多く、新聞紙面もやや気持ちの重くなる写真や言葉に埋め尽くされています。本来、明るく楽しく読者の皆さんに元気を届ける事も新聞の使命と考えていますから、現実とはいえつらい状況ではあります。
そんな中でも、自粛の賛否はあろうと考えますが、少しでも明るい気持ちになれるニュースもお知らせしたいと思います。
今回は東日新聞さんより『豊川高校1年生“今井月(いまい・るな)さんリオ五輪代表決定』のニュース。
競泳の日本選手権(東京開催)で女子200メートル個人メドレーで2位入賞の豊川高校1年:今井月(いまい・るな)選手が、18日豊川市内で出場報告会と、豊川高校では学内報告会で挨拶をしました。
岐阜出身の今井選手。豊川高校へ進学し水泳部に所属。リオ五輪からさらにその先の東京オリンピックへの参加も目指すと力の入った決意表明をした。
19日に豊川高校での練習を終えると、20日からの三重合宿と海外での調整・代表合宿の為、豊川にはほとんどいられないとの事。多くの激励を受け、本番にベストを尽くせるよう調整に入りました。本日20日付の東愛知新聞でも今井月選手の記事が掲載されています。
4月19日付け『東日新聞』
続いても『東日新聞』4月19日付 「さらば、豊橋」NHK Eテレで全国放送」
ご存じない方も多いかと思います。そんな私も、知りませんでした。
NHK・Eテレ「0655」の新シリーズ「ご当地再発見!ソング」:で18日から2週間、豊橋を舞台にした「さらば、豊橋」が全国放送され、話題になっているという。ご覧になったことの無い方は下のリンクからまずはご覧下さい。
≪youtubeでご覧いただけるようです≫リンク:さらば、豊橋
どうでしょう。再発見・・・か?とも、思ってしまいますが、どうやら豊橋を知らない方には少しは興味を持っていただけるようで、反響はあるみたいです。豊橋に『豊橋』があるのね。って言われても・・・。そういえばありますね。個人的には、こじんまりと画角におさまる吉田城をバックに川べりで演歌でもいいかも。とか思うんですけどね。なんかこう。ノスタルジックに仕上がってます。
ここ数年、全国的な映像に露出が多い豊橋ですが、私が県外で『豊橋です』というと「知ってるよ」「なんで?」「新幹線の駅があるから」「ああ・・・」なるほど。駅名としての知名度です。某クイズ番組で東海道新幹線の駅名を挙げていく解答者。「豊橋」と答えた人に対して「渋いね~」というツッコミがあって「なぜ!」と思ってしまいました。因みに「三河安城」も渋いらしいです(笑)
確かに「これこそ豊橋!」といわれるとちょっと悩む豊橋ですが、少しでも知名度が上がってくれると嬉しいですよね。
平成28年熊本地震:避難所の様子
こんにちは。中日新聞豊橋西部専売店 鳥居新聞店です。
ここ数日、週末と熊本地震が重なったこともあり、販売店でも新聞を直接購入に来られるお客様がちらほらと見えます。販売店では、毎日少しずつ当日の新聞を保管し1ヶ月間の保管と販売をしております。気になる過去記事などがございましたら、電話でのお問い合わせや来店しての購入をして頂けますので、是非ご利用ください。また、当店では店舗横に自販機も設置しております。
今日も余震が続く熊本地震関連記事からです。
16日の本震発生から72時間を経過が迫り、緊迫する救助活動と平行し、14日から続く避難生活が長期化を見せています。
指定避難所以外に、公民館・公園・駐車場・自宅前・道の駅・地域の寄合所のような場所も含めると、現在被災地での避難所の数は把握されているだけで694箇所(推定)、避難者は20万~15万人。避難所の混雑や配給の備蓄・在庫状況は避難所によってバラつきがあり、現地での情報の混乱が垣間見える。
また、道路状況なども含めて支援物資が行き渡っていない。人手不足と確認作業が滞り、過去の大震災でも見られた、『物はあるのに届かない』状況が発生している。被災自治体の力だけで乗り切らねばならない『震災直後』の活動の厳しい現実。地元や近隣自治体からのボランティア活動と、被災者同士がSNSなどを通じた支えあいが希望の光となっている。
余震で避難所自体が使えなくなることもあり、被災者の疲労とストレスは高まる一方。自宅の倒壊を免れた人の中にも、多発する余震を恐れて自宅や建物内で過ごせない人々が、車を広い場所へ持ち出して車内での避難生活を送っており、駐車場が不足する事態となっている。車内での避難生活が増える中、早くから注意喚起が呼びかけられているのが『エコノミークラス症候群』などの健康被害が危惧されている。
4/18付け 中日新聞朝刊より
4月19日付け 中日新聞朝刊
一部避難所ではノロウイルスによる感染症も発生。同じ場所に多くの人がおり、衛生状態も心理状態も良いとはいえない。昼夜の寒暖差が激しく体調を崩す人が多発しており、心配されていた『エコノミークラス症候群』での緊急搬送も昨日までに10件報告され、どの患者も重篤な容態。今後も同様に多くの避難者に発症の可能性がある。あまりの余震の多さに、身が縮こまり寝たきりでいる高齢者が多くみられる中で、周囲は異変に気づくことができるのか大いに不安がよぎる。
東北の被災地では、毎朝ラジオ体操を促す活動があったように記憶しています。今はそれどころでは・・・という声が聞えてきそうですが、実際に地震関連死が出ている以上、これもまた命を守る手段としては大切なことだと思います。
また、住民が避難中の空き家に入る『空き巣』が横行し始めているとのこと。許せない犯罪です。避難・救助活動の横でこういった犯罪者からも自分や家族や財産を守ることは至難の業です。
非常事態の中で多くの人々がストレスに晒されています。報道車両が『給油の列に横入り』『報道ヘリがうるさくて防災放送が聞えない』『避難者へのライトの照射はやめて』など、現地では報道関係者への不満も高まり、一部には「報道もあちこちからはいらない。決まった画像を共有して欲しい」という声もあるようです。報道は被災地の現状を、広く国民に知らせる必要があるため使命感も強く、危険を顧みず現地にいることでしょう。しかし、それが本当に守らねばならない被災者を苦しめることにならない様、細心の配慮が必要です。避難者の声の中には「情報がない」という声もあり、避難者それぞれの立場や状況で、必要なものも大きく違っていることがわかります。
刻々と状況が変わる中。被災地以外で過ごす私達は、他人事だと思わずに一緒に考えることがまず必要だと思います。
合わせて、エクアドルで起きたM7.8の巨大地震の被害も拡大を続けています。遠い南米で同じように被災している人々がいるということも心に留め、多くの命が救われることを心から願いましょう。
※現在中日新聞社では、熊本地震の義援金を受け付けています。
『中日新聞社社会事業団』 電話:052-221-0580
≪振込先≫ 郵便振替 00830‐8‐53808
地震翌日から既に83件の義援金をうけつけています。