2020年へ続くバトン:リオ・パラリンピック閉幕
こんにちは。中日新聞西部専売店 鳥居新聞店です。
秋の気配も深まりつつ、9月も下旬へと突入しました。涼しさを感じるようになったとはいえ、衣替えにはまだ早い蒸し暑い日もあります。夏の疲れが出て体調を崩してはいませんか?このところ立て続けに台風が発生していましたが、ついに今回の16号は東海地方にも大きな影響がありそうです。防災には、日頃の備えと心の準備が大切です。情報を正しく収集して、落着いて行動してくださいね。
さて、そんな天候不順の日本からぐるりと反対側にある、ブラジルのリオデジャネイロでは『2016年リオ・パラリンピック』が12日間の会期を終え閉幕しました。
(9月20日 中日新聞一面より)
今回日本選手団の金メダルはゼロに終わりましたが、銀・銅メダルの獲得合計数は24個と過去最高となりました。競技として勝負を意識した場合、メダルの数は今後の課題となりますが、パラリンピックの理念を思う時、メダルの数よりも重きをおきたい主題があることを忘れてはいけません。健常者が競うオリンピックでも障害者スポーツの祭典であるパラリンピックでも、目指す結果が得られず惜敗の涙とともに「力及ばず申し訳ない」の言葉を聞くたびに、観戦する私たちの意識のあり方も問われているように感じます。
元は『戦傷兵士の治療・リハビリの一環』だったというパラリンピック。
現代にあっては、先天性・後天性を問わず、障害、病、苦境・苦難を乗り越えて、自身のできる最大限を尽くして競う姿を通じ、多くの感動とともに課題や問題を意識させたのではないでしょうか。同時に、今後のバリアフリー社会への期待と希望・肯定的で前向きな意識の変化をもたらす為にも、東京オリンピック、パラリンピックに向けて、認知度を上げ話題を供給し続けて行く必要があると感じました。